歯科衛生士なう。~女子高校生の立場から~

平成25年7月22日(月) 東愛知新聞掲載

私は豊橋市内の歯科医院に勤務する歯科衛生士です。4回の予定でこのコラムを先々週から週1回担当しています。毎回異なった視点から歯科衛生士という職業の実像に迫ろうというこの企画も本日は3回目となりました。皆様のお口の健康維持のため我々歯科衛生士をもっと活用していただくこと、そして進路に悩む女性にこの職業に興味を持っていただくことが真の目的です。  先週は歯科医師の立場からでしたが、今週は以前豊橋歯科衛生士専門学校のオープンキャンパスに参加した女子高校生のお話です。  「歯科衛生士という職業は小学生の頃から知っていました。虫歯が多くて歯医者によく通院していたのですが、そこで歯科衛生士さんに優しくはげましてもらって通院がだんだん苦痛ではなくなりました。当時からなんとなくあこがれていたのかもしれません。  自分の進路については色々悩んでいるところです。人の役に立つやりがいのある職業につきたいと思っていますので医療や福祉関係に興味があるのですが、休みもしっかり欲しいし・・・。高校に貼ってあったポスターでこの学校のオープンキャンパスを知ったので今回思い切って参加しました。  歯科衛生士には知的で専門的なイメージがあったので「自分で大丈夫だろうか?」という不安も大きかったのですが、少人数制で国家試験合格までしっかりサポートしてくれるというお話で、先生方もみんな優しそうで少し安心しました。楽しそうな行事も色々あって、校舎や校内も新しくきれいだし、免許を取ったら家から車で通えそうなので親の負担も減るんじゃないかと思います。就職の心配がないのも魅力的だし、国家資格なので給料もたくさんもらえるみたいで、これなら多分親も賛成してくれると思います。  在校生(高校の先輩)から歯ブラシ指導の体験もさせてもらったり学校のこともいろいろ聞けて本当に今日参加して良かったと思いました。衛生士の仕事の内容は大変そうだけどとても面白そうでした。白衣姿もかっこいいし、自分に向いてるかもって思いました。今は入学したいという気持ちに大きく傾いています。3年間の学生生活は長いかなとも思いましたが、中学、高校の3年間を考えるとそうでもなさそうです。」  将来を真剣に考える女子高生のお話でした。3年間の勉強と国家資格の取得、少々高いハードルだと思うかもしれませんが、未来の自分に贈るエールだと思えば平気で乗り越えられるはずです。少しでも歯科衛生士に興味を持った進路に悩む女性の皆さん!私の母校、豊橋歯科衛生士専門学校(電話0532‐26‐8288)では夏休み期間中の7月25日、8月1日、8月22日にオープンキャンパスを実施しますので是非参加して歯科衛生士に対する理解を深めてください。在校生の生の声も聴けますよ。ご父兄の方の参加も歓迎いたします。