歯のQ&A
平成25年7月26日(金) 東日新聞掲載
母がムシ歯にな
りやすかったので、小さいときから私に「歯をきちんと磨きなさい!」とうるさいです。寝る前と毎朝起きてからすぐに磨いていますが、下の右奥の歯がムシ歯になって治療しました。毎日、きちんと磨いているのに、なぜムシ歯になったのですか?磨き方が悪いのですか?もっと、たくさん磨かないといけないのですか?教えてください
(15歳男子、中学生=豊川市)
[回答者]
豊橋市歯科医師会理事 原 一成
毎日寝る前と朝起きてからすぐに歯を磨いているのですね。
お母様が心配して「歯をきちんと磨きなさい」と声をかけて下さることも大変良いことだと思います。
一日二回、歯をきちんと磨いているのにムシ歯になってしまったのは少し残念ですね。
やはり何か問題点があったものと思われます。
では、これからの改善点を考えてみましょう。
先ず朝起きてすぐに行うよりも、朝食を食べてからしっかりと磨くことをお勧めします。
また、今のお口の状態をしっかりと把握して、最適な方法で磨くことができるようにしていくことも有効だと思います。
歯磨きの時間を長くすることや、もっと沢山磨くことよりも、かかりつけの歯科医院で、現在のお口の中の状態に適した歯磨きの方法を、歯科医師や歯科衛生士にアドバイスしてもらって実行していくことがムシ歯の発生を防ぐ上で必要と思われます。
なぜなら、「磨いている」ということと、「磨けている」ということでは、全く異なる結果が出てしまうからです。
これだけしっかりと歯磨きを考えて行ってみえますので、間違いの無い歯磨きの方法を習得して、今後は、ムシ歯を作らない、ならないような歯磨き方で行って下さい。
過去に掲載された「歯のQ&A」や歯の関する情報は、豊橋市歯科医師会公式ホームページ「ミラー」でご覧い
ただけます。
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