歯のQ&A

平成25年12月26日(木) 東日新聞掲載

最近、アイスを食べたり、冷たいものを飲んだりすると歯がキーンとしみるようになってきました。自分では、虫歯はないと思っているのですが、これってやはり虫歯なんですか。歯科医院に行って診てもらった方がいいのでしょうか。
(30代女性、会社員=豊川市)

[回答者]
豊橋市歯科医師会 理事 伊藤雅則
お答えさせて頂きます。
冷たいもので歯がしみる=歯の神経(歯髄)が生きていると考えられます。 生きている神経が冷たいものでしみる原因は、虫歯・歯牙摩耗症(知覚過敏症)・歯の破折等が考えられます。
虫歯は歯と歯の接している部分(隣接面)や歯と歯茎の境目(歯頚部)からも罹患することが多々あります。その場合、ご自身の目で認識することは困難です。
歯牙摩耗症は、咬み合わせが強い為に自然に歯がすり減ってしまったり、普段の歯磨きのブラッシングの力が強すぎる為、ご自身で歯を削ってしまわれていることがございます。
現在では、歯ぎしりや咬み合わせ、間違った歯磨きの方法、歯周病などで歯がしみてしまうことを総称して「知覚過敏症」と言います。 また、歯にヒビ(亀裂)が入った場合にも同様の症状が起きることがございます。
一言に「歯がしみる」と言っても様々な原因が考えられます。
ご心配な方は、一度、歯医者さんに行かれて精査されることをお勧めさせて頂きます。  

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