令和7年7月21日(月) 掲載

 今回は歯科衛生士になるためにはどうすればよいかについてお話しいたします。
 歯科衛生士は国家資格ですから専門の学校に入学しなければいけません。独学で勉強しても歯科衛生士にはなれませんし、国家試験の受験資格も得られません。これは歯科衛生士国家試験の受験資格の要件に歯科衛生士養成機関の卒業資格が必要なためです。文部科学大臣または都道府県知事指定の養成機関を卒業することが必要です。
 歯科衛生士を養成するための学校(専門学校、短期大学、大学)を受験して合格して入学しなければなりませんが、これにも受験資格があります。受験には18歳以上で高校を卒業(卒業見込みも含まれます)していること、もしくは高校卒業と同等以上の学力があると認められることが必要です。
 養成学校は3年制と4年制の学校があり、法律で定められた授業と実習を行い大学と同様に必要な単位を取得していくことが必要となります。生物学や心理学、社会学などの基礎分野と、歯周治療学や小児歯科学、歯科医療倫理学などの専門分野を学びます。また超高齢化に伴いリハビリテーション学、摂食嚥下学、高齢者歯科学なども学びます。
 座学の他に歯科医院や病院などで臨床実習と、幼稚園や保育園などで臨地実習も習得する必要があります。国家試験には実技試験は含まれていませんが、学内での実習が義務付けられており、これは学校でしか受けることができません。これらの実習を通じて、実践的な技術や現場での対応力を身につけることが求められます。
 養成学校の卒業試験に合格して卒業したら(決められた期日までに卒業見込みの者も含まれます)歯科衛生士国家試験の受験資格が得られます。国家試験は1日間で、午前と午後の2回に分けて実施されます。220問がマークシート方式で出題されて、6割以上の正解で合格になります。この国家試験に合格したら歯科衛生士になれます。